2014年11月24日月曜日

「不可能と思われた就職を勝ち取る」④





お元気ですか?
先週は、身内に不幸があり一回お休みをいただきました。
さて、続きです。
体験実習を成功させるために、元気よく「はい、がんばります」と返事をくれた
Yさんとの特訓が始まりました。
まず私は、野菜の買い出しに走りました。
「大根、ニンジン、きゅうり、トマト、白菜、じゃがいも等」と「ビニール袋」です。
何が目的かと言うと体験実習の主な作業は、商品の袋詰めです。
上手く袋詰めが出来るように、何回も練習しなくてはなりません。
更に最も苦手とするコミュニケーションスキルの特訓です。
Yさんは熱心に真面目に取り組んでくれました。訓練所での訓練が終わった後の
一時間をみっちりと励んでくれました。
例えば、商品の陳列をしていると、お客さんから声がかかります。
「すいません、ナスはどこに置いてありますか?」・・・・・・
「リンゴは、ふじと陸奥があるけど、今はどちらが美味しいかな?」
などと聞かれたらどうこたえるか?お客様が不愉快にならないように、上手な答え方
の練習を徹底的にやりました。
そして、いよいよ5日間の体験実習が始まりました。
当日、Yさんと待ち合わせして、事務所に入り現場責任者と打ち合わせします。
Yさんは、緊張しながらも元気にあいさつを繰り返しスタートは上々です。
これなら、なんとか行けるのではないかと確信をつかんだ私は、そう信じるようにして
訓練所に戻りました。
Yさんの実習は午後3時までと早く終わります。Yさんはその足で、訓練所に立ち寄ってくれました。
そして、その日の報告をしてくれます。


「今日は、どうでした?」
「じゃがいもの袋詰めは上手くできたのですが、きゅうりがダメでした。あと、ガッチャンがむずかしいです」ガッチャンとは正式名称「バッグシーラー」のことで、ビニール袋の上部を閉じる道具です。

この道具がとても難しくて何回も失敗したようです。
「Yさん、心配しなくて大丈夫!すぐになれるから、それより元気に声を出して明るく笑顔でね」
とにかくYさんには、毎日大丈夫、大丈夫と励まし続けました。
さて、最終日がやってきました。最終日は、作業を早めに終了して反省会が開かれることになっていました。次のステップであるトライアル雇用に進めるか、それとも本日で終了かが決まる大事な日です。

私は、不安な心を打ち消しながら、事務所のドアをたたきました。そして、結果は?


続きは次週お話し致します。それでは、ごきげんようさようなら。

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